自己資金1,000万円以下で始められるフランチャイズのなかでも、おすすめの3社を挙げ、特徴や加盟の際の基本情報をまとめています。
※収支モデルの数値に関しては、あくまでシミュレーションであり、売上を保証するものではありません。
顧客満足度の高さが強み
幼少期のお子さんの知能育成ならびに、小中学校受験対策の教室を展開しているのがこのチャイルドアイズ。
運営元は学習塾のスクールIEや英会話教室なども手がけ、テレビCMの「やる気スイッチ」でもお馴染みの株式会社 やる気スイッチグループです。
「思考力と人間力を育む」というモットーを掲げており、お子さんの興味を引き伸ばし、学ぶ意欲や考える力を伸ばしていく方針を採っています。
生徒の約95%が1年間でIQが向上という実績も残しており、顧客満足度の高さから、兄弟揃っての入会や紹介なども広く獲得しています。
そんなチャイルドアイズは、全国に100教室以上を展開。そのうちフランチャイズ教室は50に及んでいるとのことです。
チャイルドアイズの強みは、他の塾と比べると長い通塾年数です。平均的な通塾年数は2年とされていますが、チャイルドアイズでは1歳半~10歳までの子供たちが通塾可能、平均の通塾年数は4年~5年です。これは、直期間にわたり収益を維持することになるので、安定したストックビジネスと言えるでしょう。
また、通塾年数が長くなれば、塾に通う生徒の数も多くなることを意味します。チャイルドアイズの各教室に在籍する子供たちは、多いところでは120名にもなります。月謝が2万円なことを考えると、約37%以上の営業利益が獲得できるのです。この「生徒数の多さ」も、チャイルドアイズの大きな強みと言えるでしょう。
チャイルドアイズは幼児教育なため、教材などの在庫を用意する必要がありません。必要となってくるのは、講師への給料や教室の家賃代など。細かい教材費を用意しなくて良い分、利益計算も行いやすくなるので、初心者でも安心です。
開業資金 |
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ロイヤリティ | 売上の15% |
サポート制度 |
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契約期間 | 3年 |
加盟条件 | 個人・法人 |
収益モデル | 生徒数80名の場合
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充実のサポート体制
「カラダストレッチ」は、パートナーストレッチ(二人組で行うストレッチ)のサロンを運営する株式会社ファクトリージャパングループのフランチャイズです。
ストレッチを行うことによって、筋肉・骨格のバランスおよび、ストレスコントロールを行い、根本からカラダを健康に保つこと(改善・予防)を目的にしたストレッチ。
気持ち良さだけでなく、劇的なカラダの変化やココロの改善を求めて、来店するお客さんが多いようです。
また、1~2ヶ月間ロイヤリティ無料や同社独自の立地調査といった開業サポートが充実しているので、フランチャイズ初心者の方でも不安なく開業できそうです。
カラダストレッチの特徴は、月額会員制の継続型ビジネスであること。整体などを売りにする業界では回数券の使用が一般的ですが、カラダストレッチは月額会員制なので、初心者でも安定した経営を行うことができます。
また、月額会員制であるということは、新規会員様を集客し続ける必要もないということです。新規会員のお客様集客のための広告宣伝費も必要ないため、経費をバランスよく保つことが可能になります。
カラダストレッチでは、2か月間徹底した研修が行われます。35日間もの開業前研修を皮切りに、開業後も、60時間の運営指導や援助をしてもらえます。
また、開業後60時間の運営指導・援助だけでなく、定期的に運営技術指導やスキルアップテストがあるなど、開業後のサポートもしっかりしています。
開業資金 | 501~1,000万円(物件により異なる) |
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ロイヤリティ | 売上の10% ※ただし、オープン後2ヶ月間はロイヤリティ無料 |
サポート | 研修所での研修のほか、派遣研修にも対応 |
契約期間 | なし |
加盟条件 | 札幌、仙台、新潟、名古屋、広島などのエリアを積極募集 |
収益モデル | 店舗サイズ:2.5万円/坪×18坪、営業時間:10:00~21:00、従業員正社員: 5人の場合
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立地・宣伝へのサポートが得られる
名学館は、勉強がニガテな子から、さらなるステップアップを目指す優等生まで、幅広い子供がターゲット。入念な出店戦略と独自の宣伝力で、多くの生徒を獲得しています。
現在日本は少子化ですが、子供1人あたりにかける教育費は増加しており、さらに個別指導を行う塾がシェアを伸ばしている、という背景があります。
名学館では、本部の担当者が自ら開校予定のエリアに足を運び、十分な時間をかけて徹底した市場調査を行い、検討します。町丁目単位で、生徒対象となる年齢の人口や、最寄り駅、小中学校の所在地、競合校の有無などを詳細に分析しながら、開校プランを決定していくので、開講場所の土地勘が分からなくても安心です。
開業後には、実際の業務を体験する、11日間の研修を行います。その後、入塾説明会や保護者との面談を行いますが、本部のスーパーバイザーやベテランスタッフがサポートや応援をしてくれるので安心です。
また、更なる展開を目指すオーナーに対しては「オーナー定期勉強会」が行われます。全国のオーナーが集まるオーナー親睦会もあるので、困ったことがあればオーナー同士で相談し、助け合うことができるでしょう。
開業資金 |
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ロイヤリティ | 毎月の売上金額の10% |
サポート |
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契約期間 | HPに記載なし |
加盟条件 | HPに記載なし |
収益モデル | HPに記載なし |
リペア受注可能で新たな収入源に
WAKABAでは、買取フランチャイズの中でも競合の少ないリペア受注を行っています。本業の買取だけでなく修理も行うことで、買取以外の新たな収入源を増やすことができるのです。
WAKABAでフランチャイズ出店するにあたって、買取知識はなくても対応ができます。WAKABAでは業界の中でも初めてとなる「AI」真贋鑑定を導入。「AI」真贋鑑定は、持ち込まれた商品を専用の機器で撮影することにより、その商品が本物のブランド品なのか、偽物なのかを簡単に判断してくれるのです。鑑定精度は非常に高いとされており、万が一間違っていても返金保証がついているので、クレームによるリスクも抑えられます。
また、WAKABAでは開業前の研修はもちろん、開業後にも研修を行います。開業後の2週間は、業界経験が7年以上の本部スーパーバイザーが店舗に常駐することで、しっかりとオーナーをサポートします。
開業資金 |
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ロイヤリティ | 25万円(固定)/月 |
サポート |
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契約期間 | 5年 |
加盟条件 | HPに記載なし |
収益モデル | HPに記載なし |
3つの運営形態がある「制度ビジネス」
障がい者就労支援事業は、障がい者の就労を支援することを目的として、「障がい者総合支援法」で定められたルールに沿って運営する「制度ビジネス」です。
これもフランチャイズと位置付けることができ、1,000~2,000万円で開業できます。
この事業には、A型・B型・移行支援の3つの運営形態があります。
「A型」は、生活費を稼ぎながら、就労に向けた訓練を受けたいという障がい者が主な利用者で、利用者と雇用契約を結びます。利用できるのは、65歳未満の障がい者で、利用期間の定めはありません。ハローワークで利用者の募集ができます。
「B型」は、年齢や体力、障害の程度等で一般就労が困難な障がい者が主な利用者で、利用者と雇用契約は結びません。利用できる年齢や期間に定めはありません。
「移行支援」は、就労を目標とした塾に近いイメージです。就職を希望し、一般就職ができると見込まれる障がい者が主な利用者で、利用者と雇用契約は結びません。利用できるのは、65歳未満の障がい者で、利用期間は2年間です。
A型に比べ、B型や移行支援は、就労支援事業の指定を受けることが容易です。
特に、2018年から企業の障がい者雇用の法定雇用率が上がったことで、企業と利用者をつなぐ「移行支援」の需要が高まっています。
開業資金 |
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ロイヤリティ | なし |
サポート制度 | コンサルティング会社によるサポートとして、行政へ提出する申請書類の作成、備品準備リスト作成、研修などがあります。 |
契約期間 | なし |
加盟条件 | 法人 |
収益モデル |
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※収益モデルの数値に関しては、あくまでシミュレーションであり、売上を保証するものではありません。
開業資金であるリスクについて、開業資金が100万円未満をローリスク、100万円以上から1,000万円未満をミドルリスク、1,000万円以上をハイリスクとしています。また、5年間の収益であるリターンについては、収益が2,500万円以下をローリターン、それ以上をハイリターンとしています。なお、各費用の詳細は公式サイトから引用のうえ記載し、5年間の収益については5年間の営業利益から開業資金を引いた額から算出しています。