比較的低資金で開業できるフランチャイズ店として、テイクアウト店が注目されています。ここでは、2つのテイクアウトFC店をピックアップし、それぞれの募集要項や口コミ評判をご紹介。テイクアウト店の将来性についても考察していますので、開業をお考えの方はぜひ参考にしてください。
※収支モデルの数値に関しては、あくまでシミュレーションであり、売上を保証するものではありません。
アジアンアキンド「天下鳥ます」は、東京に本店を置く唐揚げの専門店。2005年に高田馬場に第一号店を出店し、以後、フランチャイズを中心に全国各地へ出店。2021年4月現在、東京や神奈川、大阪、九州などに計30店舗以上を展開している人気店です。
商品を唐揚げに絞った理由は、時代による流行り廃りがほとんどないから。ご飯のおかず、お酒のつまみ、おやつとして、唐揚げは不動の地位を確立しているため、どんな時代であっても売上に大きな変動がありません。コロナ禍であっても、簡単にテイクアウトできる唐揚げならば、他の飲食店ほどのダメージを受けることはないでしょう。
なお、アジアンアキンド「天下鳥ます」は、テイクアウト専門店をはじめ、オーナーの希望により定食やや居酒屋の形態で出店することも可能。個人でも法人でも、国内でも海外でもフランチャイズ出店が可能です。
開業資金 |
合計298万円(テイクアウト店の場合)
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ロイヤリティ | 月額3.24万円(固定/テイクアウト店の場合) |
保証制度 |
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契約期間 |
あり(詳細はお問合せください) ※契約期間内に廃業した場合、以後のロイヤリティや違約金等は発生しません |
加盟条件 | 公式HPに記載なし |
収益モデル |
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口コミは見つかりませんでした。
あじむどりは、2018年に大阪で創業したテイクアウト唐揚げ専門店。湯浅醤油ベースの秘伝のタレで揚げた唐揚げが、子供からお年寄りまで、年齢を問わず広く愛されています。
フランチャイズ店の特徴は、何より低資金で開業ができること。テイクアウト専門店なので、最低3坪ほどの広さがあれば開業できます。初期投資が少ないことから、客単価1,000円ほどがあれば十分に経営が可能。客単価1,000円に乗せるノウハウは、あじむどり本部の研修を通じてしっかりと身につけることができます。
開業前も開業後も、随時、LINE等を通じて本部からのアドバイスを受けることが可能。オーナーが希望すれば、本部のスーパーバイザーに店舗を定期巡回してもらうこともできます。
創業から間もないにも関わらず、2021年3月現在、大阪を中心に28店舗を展開するあじむどり。コロナ禍であろうと、人気の勢いが止まる気配はありません。
開業資金 |
合計148万円
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ロイヤリティ | 月額4万円(固定) |
保証制度 |
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契約期間 | 5年(以後は自動更新/更新料なし) |
加盟条件 | 公式HPに記載なし |
収益モデル |
■A店の場合(月間)
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もっちりクレープ&黒糖タピオカが人気の、テイクアウトのフランチャイズ、「Gela-Fru(ジェラフル)」。地域ナンバーワンの人気店として出店できます。天候に左右されず、安定収益を継続できるという利点があります。スイーツ販売の同業撤退店の再生実績が多数あることから、その経営モデルに強さがあるといえます。
商業施設での出店がほとんどで、平均5坪の店舗面積で操業可能なため、店舗取得のコストが抑えられます。スタッフがひとりいればいいので、人件費もそれほどかかりません。宅配導入でさらに収益を増やすことも可能です。
開業資金 |
合計132~242万円
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ロイヤリティ | 月間売上の6.66% |
保証制度 |
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契約期間 | 5年間 |
加盟条件 | 公式HPに記載なし |
収益モデル |
月商150万円、月営業利益75万円も可能(稼働30日/月、店舗広さ5坪、土日祝アルバイト1名雇用の場合)。 宅配導入で、月々プラス5万円も可能 (関東の場合)。 |
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やきとり家竜鳳は、昭和53年創業で、全国に500店舗以上を展開している、焼き鳥のテイクアウトのフランチャイズです。居酒屋店舗として飲食提供も行っており、売上は、テイクアウトが60%、店内売上(アルコールを含む)が40%です。やきとりは、ほぼ完成された商品をセントラルキッチンから直送し、店舗では仕上げ調理をします。
物件選びは、本部と加盟社が双方で行います。立地場所としては、駅周辺や、スーパー等の商業施設の密集地、飲食店街、人工密集地の、建物の一階部分を選びます。店内面積は10坪程度を目安としており、テイクアウトの売上が多い分、店舗面積当たりの高収益が可能となります。
開業資金 |
合計260万円~
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ロイヤリティ | 売上額の6%~8%/月 |
保証制度 |
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契約期間 | 4年間(その後、4年毎に更新が可能。更新料は15万円) |
加盟条件 | 上記、開業資金、ロイヤリティ、契約期間が加盟条件となります。 |
収益モデル |
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業務委託なら初期コストもかからずスタートできることに魅力を感じました。前職が飲食業でしたから、仕事への不安はなかったです。ただ、収入には不安が…。そのため最初は業務委託販売員でしたが安定収入になったためフランチャイズに移行しました。お客様においしいと直接いってもらえますし、常連のお客様もできました。休みを自分で決められるのも魅力です。
子育ても落ち着きずっとやりたかった接客業をしたいと思って、竜鳳を選びました。最初こそ、仕事の流れや収入の不安もありましたが、業務委託からはじめて徐々に理解して加盟店へ移行した流れです。体にむりなくできる範囲で安定して稼ぎたいと思っていますが、やはりがんばっただけ収入につながります。常連のお客様と世間話をしながら楽しく働けています。
テイクアウトのフランチャイズとは、調理済みの持ち帰り用食品だけを専門に扱っているフランチャイズ店のこと。マクドナルドのテイクアウト部門だけを切り取った店舗、とイメージすれば分かりやすいでしょう。
お客さんの側から見れば、必要な食品だけを最小限の料金で購入できるという手軽さが魅力。逆に店舗の側から見れば、客数の縛りなくテンポ良く店を回転させていけることから、テイクアウト専門店は、お客さんとお店のニーズが一致する理想的な業態と考えることができます。
以下、テイクアウトのフランチャイズ店の主なメリット・デメリットを見てみましょう。
メリット |
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デメリット |
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飲食店の店舗内で摂る食事のことを「外食」と言います。また、スーパーなどで食材を購入し、自分で調理して摂る食事のことを「内食」と言います。さらに、スーパーやテイクアウト店で調理済みのメニューを購入して摂る食事のことを「中食」と言います。
テイクアウトとは、まさにこの「中食」のこと。現状、外食産業は苦戦を強いられていますが、逆に中食産業は拡大傾向にあると言われています。その背景には、晩婚化や人生観の変化による単身者の増加、共働き夫婦の増加などがあるとのこと。加えて昨今では、新型コロナの影響による中食産業の活性化も顕著です。
将来的には、単身者も共働き夫婦もますます増加することが見込まれます。またアフターコロナ時代には、新しい生活様式が浸透していくとも言われています。時代背景を考慮すると、テイクアウト専門フランチャイズ店を含む中食産業は、今後ますます拡大していくのではないでしょうか。
※収益モデルの数値に関しては、あくまでシミュレーションであり、売上を保証するものではありません。
開業資金であるリスクについて、開業資金が100万円未満をローリスク、100万円以上から1,000万円未満をミドルリスク、1,000万円以上をハイリスクとしています。また、5年間の収益であるリターンについては、収益が2,500万円以下をローリターン、それ以上をハイリターンとしています。なお、各費用の詳細は公式サイトから引用のうえ記載し、5年間の収益については5年間の営業利益から開業資金を引いた額から算出しています。