低資金で開業できるフランチャイズビジネスの中で、軽運送業界にクローズアップし、開業資金や開業後の展望、オススメのFC店を紹介しています。
※収支モデルの数値に関しては、あくまでシミュレーションであり、売上を保証するものではありません。
軽運送フランチャイズといえば、真っ先に思い浮かぶと言ってもよいでしょう。街中などで見かけることも多いですね。
その分、車両は所定のものを使用する必要があり、加盟費用もかかりますが、ロイヤリティはなし。仕事をがんばった分だけ還元される方式となっています。
開業資金 |
車両費および加入諸費用込みの場合
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ロイヤリティ | なし |
保証制度 |
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契約期間 | なし(1度契約すれば継続) |
加盟条件 | 業務委託 |
収益モデル | 月25日稼働/運営1名/首都圏エリアの場合
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赤帽の魅力は、自分次第で豊富な配送案件の情報を集められる点。
だから朝昼限定で働きたい私も、開業1年以降は、特に営業活動をすることもなく、先輩組合員の方々からの紹介案件のみで、生活リズムを作れるようになりました。
当初は仕事を選ばず夜間に家を空けることもありましたが、家族の外食が増えて出費も嵩み、家族のストレスを貯めてしまったのも、今では笑い話です。
参照元:アントレ https://entrenet.jp/0000113725/senpai.html
赤帽が凄いのは全国規模の知名度だけではありません。皆さんも説明会で驚くかもしれませんが『個人事業主の協同組合』だからこそ『お互いに助けあい支えあう精神』が根差しています。
開業から半年間にわたる『本部からの優先配車』に始まり『本部や組合員からの紹介』『自力の営業』『配車のみ』で稼ぐことも自由。
最近では研修や懇親会も盛んです。配送業は未経験だった私が心強かったのは『組合員同士の連携』。
まずはベテランの組合員と共に仕事をしながら信頼を築き、経験の幅や人脈を広げ、新たな依頼やお客様の紹介を得て、私もムリなく収入を増やせました。
参照元:アントレ https://entrenet.jp/0000113724/senpai.html
今でこそ赤帽は全国規模の知名度ですが、私が加入したのは赤帽が創設してまだ10年ほどの頃でした。
でも当時から今も一貫しているのは『個人事業主が助けあい支えあう為の組織』という理念。1人だけど、決して孤独ではない。
本部や組合員から案件紹介も得られて安定収入を続けられる赤帽だからこそ、安心して私も独立への第一歩を踏み出せました。
参照元:アントレ https://entrenet.jp/0000113723/senpai.html
株式会社セルートは元々バイク便の会社として1984年設立。4輪軽配送部門にも早くから業務を拡大しており、大手企業との取引も多数という強みがあります。
チャーター・定期便なども多く、本部100%仕事紹介の安定した業態が魅力です。
開業資金 |
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ロイヤリティ | 0円 |
保証制度 |
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契約期間 | 1年間 ※以降1年ごとに自動更新 |
加盟条件 | 業務委託 |
収益モデル |
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開業当初は親の介護と並行してがむしゃらに働いていました。睡眠は2時間くらい。そんな状況なので細かいミスが続き、本部の社員さんには随分と迷惑をかけてしまいました。
何でも自分で考えて行動しなきゃ、と思いすぎていたのもよくなかった。介護が落ち着いたこともあり、今はちゃんと休むようにしています。
それでも仕事はたくさん振ってもらえるので、開業以来、月収が30万円を切ったことはないんですよ。
参照元:マイナビ独立 https://dokuritsu.mynavi.jp/contents/2711/experiencer/1
運送・トラック業界と聞くと、キツイ、しんどいというイメージをお持ちになる方も多いことと思いますが、軽運送業界は、比較的ハードルが低いと言えます。
免許は大型や中型、けん引などである必要はなく、軽自動車が運転できるものであればOK。
車両は、業者によって多少違いますが、手持ちの軽自動車バンなどを黄色ナンバーから黒ナンバーへ変更すればOKという場合もあれば、リースによってまかなえるという場合も多くあります。
逆に注意すべき点としては、いわゆる悪徳業者の中には、加盟条件として車両を無理やり購入させ、それでいて、仕事は回さないという輩も存在しています。
事前のリサーチなどで、そうした手合いは避けるのが賢明です。
もうひとつ、大きな魅力として、ほとんどの場合、定年がなく、現役を続行できるという点があります。
軽運送という性質により、長距離、大量荷物の積み下ろしといった体力的負担のかかる作業も比較的少ないというのも注目ポイントです。
メリット |
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デメリット |
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配送が効率的にできるとは限りません。例えば、不在があった場合です。
この不在があるだけで配送効率は悪くなり、配送できるはずだった荷物を届けることができなかったことに繋がることもあります。
その結果、送り元、届け先から「荷物が届かない!」とクレームが入ることもあります。
最悪の場合、本部から指導が入ってしまうこともあるようです。逆に荷物を減らしすぎると、収入が減ってしまい、生活が苦しくなることに繋がってきます。
配送できる量と、生活が苦しくない量のバランスを取るのが難しいことがデメリットの1つになります。
軽運送もコミュニケーションが非常に重要になります。その最たる例が「配送センターでしっかりと根回しをしておかないといけない」ことです。
根回しをしっかりとしておかないと、割り振られる荷物量が極端に多かったり、極端に少なかったりと、人の嫌な部分を見てしまうことも多少なりともあります。
また、1つ間違えばコツコツと積み重ねてきた良好な関係が、あっという間に崩れ去ってしまう部分もあります。このリスクを常に背負っていることもデメリットと言えるでしょう。
軽運送で月収80万円を超える結果を出している人も居ます。が、これはあくまでも多くの荷物を配送したというだけのお話です。運送業は自分自身の時間を売る仕事です。
売れる時間は限られています。ということは、個人で軽運送を運営している場合、月収に上限が嫌でもできてしまうことを意味します。身を粉にしての働き方は長続きもしません。
したがって、高利益をずっと出し続けることは難しいということになります。長い目でみると、人を多く雇わない限り限界がある業界と言い換えることができます。
つまり多くのお金を手にしたい場合の将来性が、どうしても弱いと言わざるを得ません。
※収益モデルの数値に関しては、あくまでシミュレーションであり、売上を保証するものではありません。
開業資金であるリスクについて、開業資金が100万円未満をローリスク、100万円以上から1,000万円未満をミドルリスク、1,000万円以上をハイリスクとしています。また、5年間の収益であるリターンについては、収益が2,500万円以下をローリターン、それ以上をハイリターンとしています。なお、各費用の詳細は公式サイトから引用のうえ記載し、5年間の収益については5年間の営業利益から開業資金を引いた額から算出しています。